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【書評】自由な自分になる本 増補版 ~服部みれい~

窮屈を感じている人のための本

最近、いきぐるしいです。

息苦しいし、生き苦しい。

常に窮屈な気持ちがつきまといます。

そんな中で、元気を分け与えてくれた本に出会ったのでまとめていきます。

ー目次ー

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本のタイトル

『自由な自分になる本 増補版』

 著:服部みれい

 

著者「服部みれい」さんについて

・文筆家、詩人、雑誌編集長

 ・「マーマーなブックス アンド ソックス」を主宰

・著書

 「あたらしい自分になる本 増補版」

 「わたしらしく働く!」

 「恋愛呼吸 」

 など

 

読もうと思った経緯

子供の頃、大人になれば自由になれると思っていました。

使えるお金は増えるし、車で遠くに行ける。

家を出る時間は学校より遅いし、宿題もない。

平日も休める日があって、夜も出歩ける。

 

でも実際に大人になると違いました。

給料が少ないので貯金できず将来不安ですし、車で遠くに行く元気も無い。

家を出る時間は変わりませんが、残業が多くて帰宅する時間はすごく遅い。

平日休めるどころか、休日も出勤が多い。

 

お金も時間も制限が多くて元気もでない。

不自由だー。

と、ちょっと精神が疲れていた所に、『自由な自分』の文字が目に入り本書を手にとりました。

 

簡単な要約 + 感想・気付き

 全体の内容

からだからも、こころからも魂からも自由になるために。

呼吸法、食べもの、布ナプキンなどで「からだ」から自由に。

「ホ・オポノポノ」や「こころ」から自由に。

数秘術」「全世療法」で魂から自由に。

多くの人を変えた「新しい自分になる本」のあと、さらに深めた新しい知恵も。

不安から解放されて、何があっても大丈夫な自分へ

 

<背表紙より>

本書は、多方面から自由になる知恵を紹介してくれています。

 

よくよく考えてみると、自由について具体的に考えたことがありませんでした。

なので少し考えてみます。

 

自由には種類があると思います。

たとえば、

・経済的に自由な人でも、時間に不自由している人。(時間の自由を求める)

・反対に時間は自由にできる人でも、経済的に不自由な人。(お金の自由を求める)

など。

 

何についての自由を求めているかで、どんな行動をするのかが変わってきます。

 

なので、本書は多方面から知恵を紹介されているので、自分が何の自由を望んでいるか考えてから読むと面白いかもしれませんね。

何かヒントが得れるかもしれません。

 

ちなみ自分は、心の余裕(自由)がほしいですね。

最近ちょっとネガティブ思考になりがちかもです。

 

自由な自分とは

自由な自分は、いつも自然です。

「頭」ではなくて「からだ」本位です。

他人軸ではなく、自分軸です。

自立しているか、自立している方向に向かっていて、

無の境地ないしは、無の境地に向かう道の途中にあります。

余裕があります。

 

<本書ーまえがきのまえのまえがきーより>

こうして自由の定義を考えてみると、自分の状態が何となく見えてきますね。

自分も身体が求めていることを、頭で制止することがよくあります。

 

例えば、「寝たい…。けど、これを終わせるまでは寝れない。」

などは、身体は睡眠


を求めているけど、頭で寝ることを制止している。

これが不自由な状態。

 

こうした制止する状態が続いているから、日々を窮屈に感じているのかもしれません。

 

呼吸で潜在意識をきれいにする

息をしっかり吐けば吐くほど、潜在意識はきれいになっていく

 

<本書ー呼吸法のことーより>

潜在意識とは、無意識に自分が感じていることで、価値観に近い言葉です。

この潜在意識が不満で満たされていると、表面上いくら前向きを装っても、モヤモヤします。

その潜在意識をスッキリさせる効果が呼吸にあると、この章では語られています。

具体的には、自律神経が整ったり、上がった気が下がるなどの効果があるようです。

 

この辺は、自分には実感しづらいので、正直なところ効果がわかりにくいです。

でも、呼吸が潜在意識をキレイにするのは何となく分かる気がします。

 

たとえば、窮屈を感じている時、息苦しさも感じます。

これは、身体は空気を欲しているけど、空気を吸えない不自由を感じている状態です。

このモヤモヤは。潜在意識にストレスを与えていると思います。

こういった潜在意識のストレスが思考を後ろ向きにし、余計に窮屈を感じてしまうのではないかと考えています。

 

なので、こういった潜在意識のストレスを軽減すれば、自然に思考も前向きになっていくのかなと思いました。

(ここはあくまでも個人の考えです)

 

また自分は、呼吸が浅くなり、相手に声が届きにくくなることも多々あります。

(声が小さくなることが多いと自覚しています)

そして、相手に聞き返されることにストレスを感じています。

こういった日常のストレスが潜在意識に負荷を与えているのかなとも思いました。

呼吸は、この問題を解決する糸口にもなりそうなので、呼吸は意識してみようと思います。

 

ことばのエネルギー

「で」を「が」に変える。

(中略)

「しなきゃ」をやめる

 

<本書ーことばは魔法ーより>

・〇〇でいい。

・○○がいい。

エネルギーがあるのは「が」ですね。

これも何となくわかります。

「で」は妥協を含んでいるようで、「が」は自分の意思を感じます。

 

自分の意思を持たないと他人本位となり、自由でなくなります。

自由を求めるのであれば、あまり好ましくない状態だと感じました。

 

また「しなきゃ」は余裕が感じれません。

まさに自分に当てはまる部分です。

 

「しなきゃ」の状態は、無意識に力がはいっています。

力が入ると疲れます。

だから自分は疲れているのか……納得です。

この思考を解消するには、「〇〇するよー」くらいの気持ちで望むのが良いかもしれませんね。

結局するのであれば、力を抜いて前向きに。

そうすれば余裕が生まれてもっと良い結果も出せるかも知れないですね。

 

感想(まとめ)

話し言葉の明るい文体で、スラスラ読めました。

気持ちが沈んでいましたが、これだけ明るい言葉を浴びると少し元気になれましたね。

(本人に直接話を聞いているような気持ちになれました)

 

また本書は、お金を儲けて経済的な自由を~とかではなく(←よく読みます)

自分を如何に元気にして楽しく自由に生きるか、に注目した内容だと感じました。

 

不自由を感じているのでは、自分で改善しないと現状は良くなりません。

自分のことなので、他人の助けを待っても解決はしないと思います。

自由を目指すための考え方を学んだので、自由な自分になるために少しずつ行動していこうと思えた一冊でした。

 

また本書では、各章に関連した本が多く紹介されていました。

タイトルや簡単な内容の紹介でしたが、興味深い内容の物が多かったです。

こうして読みたい本が連鎖するのが好きなので、ここも大きな成果でした。

おわり。