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【書評】ぼくらの仮説が世界をつくる ~佐渡島 庸平~

仮説を立てて倒すとドミノ倒しになる?

自分は仮説という単語を日常で使いません。
ただ、全く仮説を立てていないというと、そういう訳でもなさそうです。

仮説を立てて、実現に向けて動くことは大きな力になる。
そんなことに気づかせてくれた本に出会えたので記録を残していきます。

ー目次ー

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本のタイトル

『ぼくらの仮説が世界をつくる 』

 著:佐渡島 庸平

 

著者「佐渡島 庸平」さんについて

 株式会社コルク代表取締役社長。

 編集者。

 大学卒業後に講談社に入社し、「モーニング」編集部に所属。

 「バカボンド」「宇宙兄弟」「ドラゴン桜」「モダンタイムス」などを担当。

 

 個人的に、伊坂幸太郎さんの「モダンタイムス」の編集されていたことに驚きました。
マンガの編集をされている方だと思っていたので…。
 モダンタイムス大好きです。 

読もうと思った経緯

物事を考えるのは好きです。
ただ得意ではありません。
まとめることが苦手です。
このブログもそんな感じですね。

上記の悩み解消のヒントを求めて思考に関する本を探している中、本書と出会いました。 

簡単な要約 + 感想・気付き

仮説について

「仮説」とは「定義」である

<本書-ボクらの仮説が世界をつくる-より引用>

仮説とは何か?
すぐに説明できる人は頭の良い人だと思います。
ちなみに自分はできません。

本書では、「仮説」を「定義」としています。
これは、「なぜだろう?」に対する「自分なりの答え」です。

こう考えると仮説が身近なモノになったような気がしますね。

 

仮説の活用方法

「情報→仮説→実行→検証」ではなく
「仮説→情報→仮説の再構築→実行→検証」という順番で思考することで、現状に風穴を開けることができるのです。

<本書-ボクらの仮説が世界をつくる-より引用>

情報を集めてから仮説を立てるのは、わりと普通のやり方だと思っていました。
しかし、著者の考えは反対でした。

✕:集めた情報の傾向を見て、理由を考えていく。
◯:仮説を立て、仮説が正しいかを判断するために情報を集める。

これは下記の「新しいモノが生まれない」になってしまわないための考え方だと思います。

情報集めを集めてから仮説を立てるのは、過去の情報がないと仮説が立てられない。

過去に情報があるもの = すでに存在するもの

新しいモノが生まれない

ドミノを倒せば変化が起こる

1枚目のドミノ、それは、「たった1人の熱狂」です。
熱狂している人が、仮説を立てること。それが2枚目のドミノ。
3枚目のドミノは、もう1人では倒すことができません。
熱狂している人のまわりに集まってきている人たちが倒すのです。

<本書-おわりに-より引用>

著者は、仕事のイメージをドミノに見立てています。
これは今していることが、次に何処に繋がり、どう繋げていくか、を重要視されているからだと思います。

目的(ゴール)が決まっているのであれば、そこに向わなければ意味がありません。
また単発で終わってしまう行動は、効果が小さいです。
ドミノが連続して倒れていくように、多くの人を巻き込み最終的に大きな動き起こすことができます。

感想(まとめ)

本書のタイトル「ぼくらの仮説が世界を作る」の意味も分かると仮説の力を理解できました。
誰かの「こうしたらみんながハッピーになるぞ」があっての今の安定した生活があります。
そう考えると、この考え方を知ることができたのは 大きな収穫だったのかもしれません。

また以前は仮説と聞くと難しそうなイメージを持っていました。
自分は頭は良くないのですが、これなら少し実践できそうだと感じました。
(少し頭が良くなったかな)

少しずつですが、仮説を立てることを日常に取り入れていこうと思います。

最後に試しに1つ仮説を。
「なぜブログの更新が止まりがちなのか」
仮説:時間(仕事)を言い訳にしている

   ・・・仮説というより事実ですね。

おわり